奥田庵

楽しんで書ける場所が欲しいなって、ここにひっそりと、僕の遊び場を作った感じです。小説的体調管理。自由。

未更新。

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家出した娘。

何も言わずに出てきた。

 

電車に乗りながら、スマホでネットサーフィン。

なんとなく、母親のことが気になり検索。

 

すると、十年以上更新が止まっている母親と同じ名前の人が書いているブログを発見。

同姓同名? まさか。と思いつつ、

なんとなしに読み始める。

 

ポエムやら、嬉しかったことやらがチラホラ。

つまんねーブログ。なんて思いつつ、

違うよなと思いつつ、母親と照らし合わせている。

 

好きなバンド。悔しかったこと。友達との思い出。

更新は、だんだん減っていく。

 

「母親」としてみていた母親を、一人の人として感じ始める。

ブログの内容は、結婚したこと。で、一度更新が止まり、

その一年後、子供を身ごもったブログが最後だった。

 

わたしは幸せです。

生まれてくる子供と一緒にさらに幸せになるんです。

 

そう書かれていた。

「……」

家出した娘は、電車を乗り換え引き返した。

ラインで母親に、

「コンビニでなんか買ってくるものある?」

と、メッセージを打っていた。