奥田庵

楽しんで書ける場所が欲しいなって、ここにひっそりと、僕の遊び場を作った感じです。小説的体調管理。自由。

ノーズソング。(ハミング)

f:id:jetoku33:20200406192623j:plain

 

 

君はギターを買ってもらったことがある。

けど、結局練習もしないで、飾りになっていた。

 

気が付けば、弟が勝手に使い始めたので、なんか腹立って、

友達に安く売った。

 

自転車に乗っていた時に出る鼻歌。

実は自分は凄いミュージシャンなんじゃないだろうかと思ってみたり、

バンドを組めば、誰かが演奏してくれて、君は鼻歌で伝えれば、実際凄いことになってしまうんじゃないかって想像したり。

 

カラオケに行き、大声で歌うことに酔いしれて、

刀を研いでいるのさと、気持ち良くなる。

今は準備中。準備中。

 

一人部屋にこもって、作曲しているネットミュージシャンの映像を眺めたり、

通り過ぎる駅前で歌っている人のオリジナルソングに耳を傾け、

飛び入りしたら、意気投合して、認められるかもと考えたり。

 

けど、君は何もしない。

鼻歌が、楽譜になるアプリでも発明したら世界中で大ヒットして儲けられるかもと考える。

君が欲しかったものさと考える。

けど、実際そんなものはちょっと調べればゴロゴロあって。

それを使うかと言えばもちろん、使わない。

 

鼻歌を歌う。

名曲が出来たと君は思う。

 

心はロックだと。

ただ音楽を楽しむ。

それも素敵なことさと君は言う。