奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

とても優しいのさ。

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誰かに親切にされたときに、とても恐縮する。

と、同時に、自分が何かしらの役に立ちたいと思ってみても、それほど求められていないことが分かってしまい、ショックを隠して落ち込んでいる。そういう健気さ。

そういうのが好きです。

 

「落ち込んでいる人」が好きなわけではなく、そういう「強さ」がある気がするのです。暴れたり、叫んだり、奪うように前に出たりっていうのは、「必要」と強く主張してくるけれど、

「僕は、いいです」

と、だけ言って、ただ静かに何か役に立ちたいなって思っている。

 

 

そして、そういう「強さ」は、本人も知らないところで、実は誰かの助けになっている。必ず。

 

そこにいる強さ。

すれ違うだけ、たまたま居合わせただけ、名前も知らない。

存在を感じて励まされるということ。

 

誰かが言った。

「色々うんざりだね」

 

誰かが言った。

「そんな日もあるさ」

 

君には聞こえる。

「とても優しいのさ」

 

たまたま聞こえた声から、瞬間的に「うごめき」救われる。

そして、今日も終わる。

また明日。

 

 

不器用なアナログレコードの挑戦

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