奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

「好きなことをして生きていく」って難しさ。

f:id:jetoku33:20190305222118j:plain

 

最近よく聞こえる「好きなことをして生きていく」っていうやつ。

好きなことだから没頭できるし、まず幸せだという感じかしら。

 

しかしまあ、この「好きなこと」っていうのもまた、見つけることはなかなか難しいって言うのも分かる話でして。タモリが「いいとも」で言っていたのは、色々やってみないと、それが好きかどうかだって分かりはしない。何にもしないで好きなことを見つけろっていうのはむちゃな話だって感じのこと言っててなるほどなぁって感心した思い出があります。

 

うちの父親が仕事を引退した時に、「何をしよう」って困っていたんです。

東京見物に来てアメ横の喫茶店でそんな話を僕と奥さんとの三人でしていて、

「絵でも描いてみるかねぇ」なんて言って、ここら辺で画材とか売ってるのかなぁなんて話していたら、隣の席のお客さんが聞いていたみたいで「あそこにありますよ」なんて教えてくれた。

 

何回か奥さんが教えつつ(うちの奥さんは画家なのです)描いたりしてみたのだけれど、そんなに乗れなかったみたいで。

で、結局父親がはまったのは、「野菜作り」だった。畑のスペースを借りて、土に魚の粉混ぜたりして、自分なりのおいしい野菜を作って、そこら中に配るのが趣味というか「はまった」みたいで、ずっとやっている。

それが見つかって良かったけど、それもまた運がいいっていうか。

 

僕は結局なにが「好き」なのだろう。

映画だ、小説だとか言うけれど、別に世の中全部の小説とか映画が好きなわけではないのです。

僕がいいと思う瞬間や、気持ちや、感覚を注ぎ込んで一つの形にするのが楽しい。それが「映画」だとか「小説」になったりするのだけれど、でもまあ、こうやって面倒なことを書いているのは、自分でも理屈っぽくて嫌。

ただただ、「あー、いいなぁ」を書けばいいじゃないかって思う。

けど、まあ「分かってない」んだろうなぁ。

もっとあるだろ。もっと

こう、自分の心を揺さぶりたい。

 

って、思いつつ、「なんか足りてない」

好きを探さなきゃなって。だからもっと、色々とした方がいいんでしょうね。

好きを探します。

 

 

エイプリルフールに百歳で死ぬということ

エイプリルフールに百歳で死ぬということ