奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

もわっ。

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帰りの電車の中、もわっ。

なんか、もわっとする。

 

窓カラスも曇ってる。

湿気がすごいんだ。

微妙に混んでる。黒い服の人が多い。制服もいる。なんか黒い。

 

この感じはなんだろうなあって考える。

何かにたとえたいのだけれど……。

 

駄目だ、靴の中しか思い浮かばない。

こもった湿気の靴の中。

 

嫌だなぁそのたとえ。

ちょいとお疲れの帰り。頭も回らない。お腹もすいた。

靴の中。考えたくなくても、心が中年サラリーマンの靴の中に入り込んでいく。

ヤダヤダ。

せめて、女子のブーツぐらいに切り替えたい。

かわれかわれ。

もわっ。

なんか独特な匂いがしている気がしてくる。

もわっ。もわっ。

 

駅のホームに出たとき、少し空気が生暖かい。

今日のどこかで雨が降ったみたいだ。

もわっ。

もうすぐ春なんだなぁ。

 

 

 

エイプリルフールに百歳で死ぬということ

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