奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

文章のかけら 6

 

さて、「フェチ」と文章に現れる影響についてずっと考えていたら、随分と楽しい気分で一日を過ごせました。

ということで、今回もアイデアの断片、行き場のない文章たちでございます。 

 

 

○お弁当を届けに来た奥さん、大事件に巻き込まれる。

ギリギリのところで救い、逃げ、

二人でお弁当を食べる。

 

○選挙演説で告白。

 

○偶然、好きな人を街で見かける。

すっぴんなので気づかれない。

ストーカーしながら化粧を仕上げる。

と、好きな人が大変な目に。

すっぴんになり、好きな人を助ける。(実は強い)

すっぴんが逆に変装になってる。

好きな人「またあの人に会いたいなぁ」

 

 

○「ぶっ殺してやるっ! どいつもこいつもぶっ殺してやるよっ!」

犯人は何度もそう叫んだ。

九階建てのビルの四階。窓から時折顔をだし、様子をうかがう犯人。

人質は、そのビルに入っている会社の社員四人。

犯人は、警官を襲い、奪った拳銃を片手に持っていた。

 

ビル周辺は警察が周辺規制し、立ち入り禁止。

野次馬が群がる。

野次馬の中に、アクションドラマ好きの劇団員が三名混じっていた。

血が騒ぐ。何かできることはないだろうか? 

刑事ドラマのテーマ曲がリフレインする。

 

○犯罪を犯そうとしている青年。殺しも妄想。

しかし突然目の前に死にかけた人。

必死で助ける。

悪い奴になるのを覚悟したのに、善い行いばかりすることになる。

 

「君のそのウサギのぬいぐるみはいつから?」

「三歳から。父親からのプレゼントなの」

「ぬいぐるみは好き?」

「好きよ」

「僕は好き?」

「好きよ」

 おならプー。

 春の始まりの音。

 

 

○彼女は、ただ欲しいもののことを考えればいいだけだった。

そして、欲しいものについて、どういう必要性があるかを訴えることが大事だった。

そうすれば、たいていのものは手に入った。

 

その神通力が通用しなくなった日。

 

○結婚十八年。夫が仕事を失う。

妻とこの十八年やれなかったことを始める。

自らも取り戻していく。

十八年目の新婚旅行。

二人別々に迷う。→妻の手がかりをつかむ。→感情が戻ってくる。

妻をやっと見つける。

手作りのベール。と花束。

最後、妻へプロポーズ。→面接→バイトしてる。

 

○毎回、犬を抱えて散歩している女。犬の散歩になってない。

 

○田舎の電車。一時間に一本。二車両。

学生は、街へ出るとき、だいたい知り合いと一緒になる。

そこに出る自意識。顔を伏せたり、気づかないふりをしたり。

女子のがよくしゃべっている。

いつもはしゃいでいる彼女が元気がなかった。

「……」

 

○ホームレスが事件を目撃、解決してしまう。

家族に迷惑になりたくないと失踪してホームレスになっている男、

「あの、お名前は?」

知られたくないので、去ってく。(毎回)

 

○暗号。

長い通勤。電車。酔っぱらったサラリーマンが寝ている。

何やら寝言。

その寝言が暗号のように聞こえた。

僕は最寄駅に着くまでに暗号を解こうとする。

        

○盗まれる

荷物を盗まれる。

盗んだ女、初めての泥棒。盗んだ相手のその後が気になる。

様子を見に行くと、とても困っている。

男の目を盗んで、少しずつ返していく女。

と、男が事故にあい、女、助けに行く。

 

○  空を飛ぶことはたやすかった。

 それを指摘されるまでは。

「どうやって飛んでいるのさ」

 そう、誰かが僕に訊ねた。

 その瞬間から、僕は飛べなくなった。

 どうやって飛んでいたのだろう?

 きっと、そんなことを考えている限り飛べないのだろう。

 僕はまだ飛べないでいる。

 

 しかしまあ、何はともあれ、自分を説得するのが一番難しいと感じる今日この頃。

みなさんもどうか自分を大切に。

 

家出しなかった少年

家出しなかった少年