奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

Kindle出版書籍の紹介・リンク。(発売ごとに更新)

 Kindle発売の電子書籍の紹介。

 

 

妹と猫

妹と猫

 

短編小説集「妹と猫」


妹は自殺未遂騒ぎを起こしたあと、両親とずいぶん大きな喧嘩をしたらしい。
自殺行為自体、そもそも狂言で、妹が入れあげて金を貢いでいた男の気を引くために安易にやったことだった。
「ちゃんと死なないように窓も一つ開けてたし、薬だって飲んだふりだけ」
発見してくれた管理人には後日「つかえねー」と言い放ったらしい。 
心配した両親は僕に妹と一緒に暮らすように言ってきた。

久しぶりに再会した自由奔放な妹に振り回されながら、
事態は思わぬ事件を招いていく、表題作「妹と猫」他、
合計五作品収録。

掲載タイトル
ヨビダシガカリ/ランチタイム/ノック屋・その後/プレゼント/妹と猫

 

書籍内目安。約78000文字。

 

不器用なアナログレコードの挑戦

不器用なアナログレコードの挑戦

 

「不器用なアナログレコードの冒険」 

 

出勤すると、会社が消えていた。
「お知らせ」が貼られ室内は空っぽだった。
途方に暮れていると、アパートに深夜喫茶の従業員、夕子が訪ねてくる。
朝子ママが失踪してしまったこと。店の二階の部屋を追い出されたこと。
そして手紙が残されていて、僕と一緒に過ごすようにと指示があったこと。
「ちょ、ちょっと待って、今、住むって言った? ここへ?」
「あの、別にやましい気持ちはないの。だから大丈夫」
唐突に変化していく日々に戸惑っていると、
今度は大企業グループの社長秘書を名乗る畳掛という女性が現れる。
「お迎えに上がりました」

様々な謎に急激に巻き込まれていく。
ターンテーブルの上で空回りするアナログレコードのような「挑戦」が今、始まる。

 

書籍内目安。約123000文字。

 

くらげ

くらげ

 

短編小説集「くらげ」 

 

短編小説集。
先生が逮捕されたという噂は、随分前のことだ。
結局不起訴で、そもそもが冤罪だったらしいのだけど、「逮捕された」という言葉のインパクトは
その後明らかになった事実よりも強く、多くの人の心に残った。
僕は軽い気持ちで、数年ぶりに先生の家へ向かっていた。
表題作「くらげ」他、
「孤独」と「弱さ」にまつわる短編集。
合計四作品収録。

掲載タイトル
約束です/流木/去勢/くらげ

 

書籍内目安。約72000文字。

ドーナツと彼女の欠片

ドーナツと彼女の欠片

 

 短編小説集「ドーナツと彼女の欠片」

 

DIGクリエイティブアワード2012グランプリ受賞作「ドーナツと彼女の欠片」含む短編集。

ドーナツのクレーム処理担当の仕事から帰宅すると妻は家にいなかった。
「何もしないでいただきたい」待ち伏せしていたズングリ男に突きつけられた唐突な条件。「そうしていただけたら奥様は必ず戻ってきます」自分の置かれた状況を悟り僕は、鳥肌がたった。
「謎」が新たな「謎」を生んで惹きつけ、予想を上回る展開。妻が消えた理由とドーナツの関係とは。「ただ君に逢いたい」現実どうしの別世界が交差する異色のファンタジー
表題作「ドーナツと彼女の欠片」の他、短編二編と、「あとがき」のようなもの。掲載。

掲載タイトル
十四歳じゃない/彼女の噂/ドーナツと彼女の欠片/「あとがき」のようなもの

 

書籍内目安。約50000文字。

 

恋すること

恋すること

 

 「恋すること」 (ルチェルナのこと・改訂版)

 

恋の始まりが、「特別」でなくても、それが本物かどうかなんて疑う必要はないと、僕は強く思う。僕が瑞希と出会ったのは、「友人の紹介」だった。僕なんか紹介されて迷惑と思っていないだろうか。
そんな重苦しい沈黙を破ってくれたのは瑞希だった。
「影を操るケモノの話、知ってます?」

影を操るケモノと、「恋する」僕のお話。

 

2016年に発表された「ルチェルナのこと」を大幅に書き直した改訂版。
巻末に「あとがき」のようなもの。掲載。

 

書籍内目安。約71000文字。

 

足音にロック

足音にロック

 

 「足音にロック」

 

死の足音が聞こえる。
人材派遣会社で営業を担当している福岡はある日ゆっくりと歩み寄る足音のようなものを感じ、寒気と共に死を感じる。その足音は日に日に自分へ近づいていると感じ、怯えていた。
「この足音が近づき、目の前に現れた時、僕はきっと死ぬ」

 

書籍内目安。約70000文字。

 

エイプリルフールに百歳で死ぬということ

エイプリルフールに百歳で死ぬということ

 

掌編小説集「エイプリルフールに百歳で死ぬということ」

 

1編3分で読める掌編小説(ショートストーリー)36編

ノックの音。たぶん引き籠りの僕の様子を見に、彼がやってくるんだ。「ノック屋」。ある日ほら穴に落ちて、ほら穴と名乗る男に出会った。ほらばっか言ってた。「ほら穴」。妻が十年続けた老人ホームでの絵画教室。最後の日が近づいていた。「絵画教室」。カレーをおいしく作ってくれる人なら誰でも。僕の伯父が言っていた結婚条件。叔父は独身で四十六歳。地下アイドルが好きだった。「カレー寅さん」。ばあちゃんのことは好きでも嫌いでもなかった。私は高校を辞めようかと考えていた。「ばあちゃんのタトゥー」他。
すぐ隣で起きているような不思議な掌編小説36編収録。

掲載タイトル
ノック屋/絵画教室/整理の仕方/夜景/ほら穴/月明りと勇気/自転車を盗んだ/うずくまる猫/カスタマイズ/カレー寅さん/チューリップ/少し変化/ライフスタイル/祖母の口癖/テレビばかり見ていた悪人/いじめてた/どっちか/もんじゃ/四十代独身女性と黒酢/あの距離/泥棒っぽいボク/エイプリルフールに百歳で死ぬということ/おひとよし/秘密/煙と少女/悲しみと犬/小さく頷く/バカな人/忘れてなくなる/予兆/世界を救う/理由なき蛮行/四月の宇宙人/シュール/彼女には存在しない時間/ばあちゃんのタトゥー

 

 書籍内目安。68000文字。

 

ルチェルナのこと

ルチェルナのこと

 

 「ルチェルナのこと」※出版停止中

 

「影を操作する小人がいるの。小人は「影」を操作して怠け者を覆い、人生の日陰に追いやるの。私はその小人から逃げてるの」
瑞希は昔、親戚のおじさんに聞かされたという小人の話を僕に教えてくれた。

東京でバイト生活を送る栗田は、就職もせず、ボンヤリと日々を過ごしていた。
現状維持を求め、そんな自分に臆病さを感じていた。
栗田は元バイト仲間の瑞希のことが好きだった。
ある夜、栗田は小人の夢を見る。
数日後、栗田は「自らの不在」に気付くことに――。

大好きな女の子と「影で人を覆う小人」に導かれた、空っぽな僕のお話。

 

 書籍内目安。74000文字。

 

ガソリンゼロ

ガソリンゼロ

 

短編小説集「ガソリンゼロ」 

 

短編小説集。
靴屋でバイトしている周太はガソリンスタンドに勤めるルイに惚れていた。
ルイに会うため、毎日、原付バイクで空き地をクルクル廻り、ガソリンを減らし、
百円分だけ給油しに通う無垢な日々。そんな周太の前に、いじめられっ子の進平が、脅され、靴屋へ万引きに現れたことから、少しずつ日常が変化していく。
心に風が吹き、気持ちが突っ走る青春小説。
「ガソリンゼロ」他、合計四作品収録。

掲載タイトル
ガソリンゼロ/役割/月の影/+1(プラスイチ)

 
書籍内目安。約72000文字。

 

家出しなかった少年

家出しなかった少年

 

 掌編小説集「家出しなかった少年」

 

1編3分で読める掌編小説(ショートストーリー)33編

「父親が帰ってきたら家出しよう」そう思った日から父は家へ帰ってこなかった。表題作「家出しなかった少年」。後輩が言った、僕の夢はコンビニ強盗なんです。今、夢叶えていいですか?「あるコンビニバイトの夢」。通学路にあったいつも閉まっている理容室。久しぶりに前を通るとカーテンが開き営業していた。「カーテンコール」等、記憶の片隅のような不思議な掌編小説33編収録。

掲載タイトル
近所の赤鬼/三十五年ローンと犬の「フン」/占領計画/ペッパージャム/ギターがある/あの頃の空と同じに感じた/ウイスキーと赤ん坊/肩車の上の誰か/疾走する軽トラで告白/夏が怖い/土を掘る/エロ本から/六月四日の腹痛/あるコンビニバイトの夢/僕が貰った原付バイク/はなちゃん/別れの曲/リビング/真面目な彼女の選択/いらっしゃいませ/猫のみやげ/背中合わせの眼差し/暑い日の猫と全裸/遠く/家出しなかった少年/宇宙人襲来/待ち合わせ/兄が犯罪の準備をしていた/最悪でもない/予感/欲張りと幸せ/カーテンコール/今の中、罪悪感

 

書籍内目安。約62000文字。

 

小さな僕がカナブンと消えた

小さな僕がカナブンと消えた

 

 掌編小説集「小さな僕がカナブンと消えた」

 

珠玉のショートストーリー34編。1編3分で読める掌編小説

 

「僕たちは忘れる大事にしていたのに」

すぐ読めて、どこか不思議で、少し切ない物語集。

心地よい曇りの日、僕の親指に小さな僕が裸でしがみついていた。表題作『小さな僕がカナブンと消えた』。家に帰ると赤いランドセルが置いてあった。僕はランドセルを眺めビールを飲み、たまに話かけてみた。『僕の赤いランドセル』。十代最後の夏、消極的で無計画な旅をする。ヒッチハイクをして出会った二人は軽薄で、「盗んで来い。そしたら仲間だ」と言った。『ファースト・ビール』等、
珠玉のショート・ストーリー34編収録。

掲載タイトル
隣のフランス人 / 花束と中年男 / 黙ってサボる / 中古のギターを抱えて / 赤い水筒 / 殺人犯の彼女 / チキンは奥歯で噛む / プリンを埋める / みんな騙される / 目を覚ましたら / 遠足する家庭教師 / 裏交渉 / 偉大なる、ちっぽけ / 実は凄い / 宮元さんの自尊 / 赤い髪留めゴムと偽学生 / 遠くの祭り / 道に迷う /
突然の出来事 / 立てこもり / 僕の赤いランドセル / 寄り道 / 違和感 / 初恋成就 / 悲しい事故に呼ばれて / 電線のビニールとおばさん / 女教師と約束の宿題 / 思い出せない / コッソリ飼われる / 小さな僕がカナブンと消えた /華やかな人 /
ファースト・ビール / 仄かな匂い / 老人かロボット

 

書籍内目安。約70700文字。