奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

Kindle「恋すること」の失敗その5・戦略を立てたけど。

 

恋すること

恋すること

 

 

 

 さすがに焦ってきた。全然ダウンロードされない。
 このまま誰にも読まれないで、ひっそりと「恋すること」は埋もれていってしまうのか。僕はとても好きなのにこの小説。
 色々と考える。「恋すること」は「ルチェルナのこと」という小説を七割書き直した「改訂版」なので、そういったものは人気ないのかなぁとか、今回の表紙、タイトルを右下に入れたのだけれど、「なんか奇をてらっているっていうか、素人っぽいかな」とか、そんなこんなで落ち込み始める。んで最後は、「この作品を出しておかないと落ち着かない。今後のためにもこれでいいんだ」と開き直りが始まる。
 いや、まて、まだ無料キャンペーン中じゃないか。諦めるな!
 とにかく、出来ることは熱心にやろう。そう心して、おろおろ。で、「無料キャンペーンで一位を取る」みたいな本をKindleで見つけてきて早速購入。読みふける。そうさもう、既に自信を無くしている証拠。誰か助けてと。そうなっている。
 で、その本に書かれていることを試してみよう。ってんで、まず、「自動ツイート」というものを知る。機械が定期的に事前に打ち込んだ記事を勝手にツイートしてくれるものらしい。早速書く。が、相変わらず機械音痴。「それではダメです」的な簡素な案内にはじかれアタフタ。で、なんとか、24記事埋めて、投稿。
 で、時間通り記事が投稿されるか、ジッと画面の前で時間まで待ってしまう。
 で、表示されて「おおーっ」と。一人で騒ぐ。
 けど、なんか、心が痛む。この本の人は自動ツイート仕掛けた時、わざわざ仕事の休みをとって、一時間のうちに何回も広告が表示されるように一日中パソコンの前にいたとか。
 けど、なんつーか、なんにしても居心地が悪い。
 宣伝ってのは基本的にあつかましい行為。自分がされて嫌なことを人にしている気分になる。でも、ゴチャゴチャ考えているうちに、時間は過ぎていき、誰も「恋すること」など知らないで、キャンペーンは終わってしまう。
 まず、やってから落ち込もう。自分が考えるほど深い傷になるのかどうかすらまだ分からないじゃないかと。
 で、一時間に一回、ツイッターのタイムラインに広告が表示されることになった。

 けど、約二日半経過で現在、合計44冊ダウンロード。
 kindle無料タイトル182位。半日で五冊のみ。
 気分はどんより。

 でも、これもまた「何か」さ。と言い聞かせる。
 何かって何だ。

 つづく

 

 

恋すること

恋すること