小説kinema

小説だったり、映画だったりの作業スペース。散らかってます。

雌猫。

ふと、どうしようもなく、意味もなくくだらないことが書きたくなる。
というこで、そんなんです。


●雌猫(メスネコ)。

「ねぇあんた太った?」
近所の雌猫が、そう問いかけたような気がした。
猫はのそのそと歩き出し、雑草が茂る場所に腰を下ろすと僕を見つめた。
「太ったというのは、君の意見だ。尊重する」
「私は見たまま感じたままを言ったまでよ。太陽がまぶしい、うんちが臭い、あんたが太った」
「君は猫だけど美しいよ」
僕は、猫におべっかを使った。そして意見が覆ることを望んでいた。
「それも事実ね」
猫はそういうと、ゆっくりと立ち上がり、歩いて行った。
僕はそれを眺め、夕飯はサンドイッチにしようと思った。
「雌猫かぁ……」