小説kinema

小説だったり、映画だったりの作業スペース。散らかってます。

アイスバーン。



氷結した路面で、とうとう転ぶ。
アイスバーンっ!
おじさんになってから、道で転ぶ恥ずかしさ。
すってんと、お尻を打ち、辺りを見回し誰も見ていないかと確認。
ゆっくりと立ち上がり、色々な気分になる。
横を通る軽トラの運転手が、僕が道を開けたことに対し、笑顔でお辞儀しているのだろうけど、自分が転んだところを遠くから見ていて嘲笑ってたのではないかって気分になる。
まあ、いいさ。どっちでも。
その後は、またおっかなびっくりと慎重に歩く。歩幅を小さく。
こうやって、臆病になっていくのね。いや、痛みを知るの。悪いことじゃない。

携帯電話の機種代を現金で一気に払おうとショップへ行く。
使用料と機種代の合計額の引き落としより、使用料だけ引き落とされるのであれば、なんか料金が安くなったと錯覚するかしらと。
気分の問題。
で、混んでいて二時間待ち。外で時間を潰して再び来訪すると、
「次回の引き落としで一括という形になります」
つまり、ショップで現金払いで払えないとのこと。何それガーン。
色々言いたいことが過る。
最初に言ってくれよとか、二時間待ったのにとか、なぜ払えないんだとか。
けど、この店員さんが決めたことじゃなく、決められたことに従って動いているんだろうからと、
「そうですか」
と、苦笑い。苦笑いで多少「なんだよそれ感」を出している自分に反省。
一気にいっぱい引き落とされるのは何か嫌。気分の問題。
今まで通りで良いですと静かに退散。

臆病になってるわけじゃなく、痛みを知ってる。

アイスバーン