小説kinema

小説だったり、映画だったりの作業スペース。散らかってます。

美味。

再び捻挫です。
ただ、体の一部を痛めただけで、こんなにも気分が滅入るものなのかと。
しかしまー、人間なんつーのは腹が減るとか、食いすぎたとか、
寝不足とか、うるさい場所にいるとか、そんな何かしらの出来事で、気分も性格も変化してしまうほど繊細なのです。きっと。
そう、繊細。

でももう大人なので「そんな子供みたいなこと言ってないの」
とか言われてしまう。誰に? いや、自分で言われてしまうって怯えてるのかも。

最近、とんこつラーメンブームの終焉を僕の中で迎えまして、
それに伴って、頭でっかちな「美味いもの神話」も終焉した感じ。
美味いもの神話とは、グルメブームに伴った、「美味しさの探求」知識からくる、
僕が持っていた幻想。
僕の子供の頃はバブルで、漫画もテレビもグルメ特集ばっかだった。
ダシの取り方とか、丁寧な仕事とか、職人の腕とか。食材とか。
「でなければ美味くない、こうだから美味い」みたいな。

でも、よくよく考えると、僕はそんなグルメじゃないので、
結構、ジャンクだろうが、しょっぱいものとか、簡単なものとかも好きなのです。
安い値段で幸せを得られるのです。
漫画のように、飯食って、涙流して人生を反省するような感動に出会っていないことへの劣等感みたいなのが、
「美味いもの神話」となって付きまとっていた。そんなもの食ってみたいと。
でも払拭。

世の中には随分と美味しいものが溢れている。
素晴らしい。それでいい。

捻挫が治ったら、もっと色々なものが美味いんだろうなぁ。
と、軽い美味いもの神話を作って、安静にしていよう。