小説kinema

奥田徹の小説だったり、映画だったりの作業スペース。散らかってます。

四日目

$ドキュメントエッセイ・リターンズ。-五日目


 あの車があそこに駐車されてから四日が過ぎた。

 二年前にも、他県ナンバーの車が駐車され、
 一年近くそこに停まってた。
 一度近づいて覗いたら、ゴミだらけの車内から、髭だらけの半裸のオジサンが
奇声をあげて出て来て追いかけてきた。
「こえ~!」
 と、ビックリした。

 今度は友達を誘って見に行った。
 やはり髭おやじは出て来て追いかけてきた。
「な、こえ~だろ!」
「おお!こえ~!」
 帰りはもんじゃを食った。
 その車も、暫く忘れていたらいつのまにか消えていた。
 今回の車は五日目に消えていた。

 なぜだか少しホッとした。