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僕の映画の作り方 11章 撮影の進め方。編集。

11 撮影の進め方。編集。

撮影の進め方は、基本は、まず、撮影場所へ行き、
1そのシーンで撮る演技をどうやって撮るか説明しながら、まず「一連」(そのシーンの演技を全部通し)でやってみて、
2次にワンカットずつ撮っていく。

という事なのだけれど。
「一連」で、各パート(照明なり、マイク位置なり、カメラホジション)がどう準備するか指示を受けながら考え、で、一度準備へ(カメラ位置にカメラ置いたり、照明セットしたり。その際、役者の代わりに助監督が立ち位置に立ち、照明の当たり具合やカメラの画づくりに協力する。スタンドインと言う)。で、カットずつに
1テスト=役者に演技してもらう。イメージに近づくまで行う。周りも修正していく。
2本番テスト=テストの演技が良かったら、本番と同じ体制(カメラ、マイク等もその位置)でもう一度テスト。「本テス」と言う。
3本番=実際に撮影。OKが出るまでやる。
と、カットごと最短「三回演技」で、最後に撮影する。のが、一般的な進め方。

映画とテレビでテストの呼び名がランスルーだとか、英語になっていて違うけれど、映画は基本上記な感じ。

それと、カチンコの記入方法は下記の昔作った画像を参照。

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◆画像の説明いたします。

「2-3-1」これはシーンナンバー、カット、テイクの順番で書かれています。

「12/25 R-2」ロールナンバーを入れるとき。日付。とR-2はロール二本目ということ。ロールというのはフィルムで、二本目のフィルムですよって。

「2-3-S」これはサイレントの時のナンバー。最後のテイクがSがサイレントの意味。音は録らないですよってことです。

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「2-R3-1」これのカットの前にRがついてます。リテイクのR。カット3をもう一度撮りなおしますよってことです。

「2-3cin1-1」これはカットインのcinです。かっと3の中に潜入するカットを撮りますってこと。カット3にさらに割り込むならcin2って増えていきます。

「PB2-3-1」PBはプレイバックのこと。音楽に合わせてこのシーンは撮りますってことです。

 

しかし、これもずいぶん前の書き方だから、今は違うのかなぁ。


あと参考例として、一般的な撮影時はどんな部署があるかと言うと
「制作部」「演出部」「撮影部」「照明部」「録音部」「記録」「美術」「衣裳」「メイク」「車両」「特機」「スチール」かな。その他「〇〇指導」が増えたり。

下記は随分昔にもらった資料から引用。(※から※まで読み飛ばしてもいいです)


現場用語まめ知識
ナグリ=かなづち、 ガバチョ=ガムテープ、 わらう=どける、 内トラ=スタッフ内のエキストラ
ロケハン=ロケーションハンティングの略、 ラッシュ=NGを含む編集前の焼き増しフィルム
バミる=床などにテープで印を付ける事。 盗む=本来の場所をごまかして別所で撮る事。
消え物=撮影で使う食べ物、飲み物。 細びき=細いロープ。 ガンガン=バケツ(ゴミ箱、灰皿)
エス=布などのボロきれ、ぞうきん バレ飯=弁当ではなくそれぞれが食事に行く事
雪舟(せっしゅう)=役者を台に乗せ少し背を高く見せる事

*制作部への確認事項
ロケハン写真より、決定ロケ地の写真をもらう。 ロケ地リスト、ロケ地地図をもらう。
最終スタッフ表、チェックリストをもらう。 ディレクターズチェアーの用意(灰皿、台本入れ)
トランシーバーの用意、使用方法(備品リストの確認) 配車表をもらう。
食事の確認(弁当なのかバレ飯なのか、入りの時間と場所)
俳優の入り時間、場所、フォローする担当の確認。

*スタントシーンの撮影に関して確認すべき事。
毛布、クッション、マット、プロテクター、サポーター、ダミー小道具、救急箱、タオル


*衣装合わせ開始前に確認すべき事。
姿見(鏡) ステンダー、ハンガー、メジャー、アイランプ(2灯)、ライトスタンド
フィッティングルーム(仕切り)、灰皿、お茶、コップ、お菓子、座布団(椅子)、案内表示
衣装香盤、衣装合わせスケジュールの作成と配布、スチールカメラ、ポラロイドカメラの準備(フィルム購入)


*オーディションに必要なもの
オーディションスケジュール、資料(プロフィール)、名札
台本またはそのコピー(演技に必要な小道具)、ビデオカメラ、スチールカメラ(テープ・フィルム)
案内表示、椅子、テーブル、灰皿、お茶、コップ、お菓子


現場における必要物品
ウェストバック、ガチ袋、カッター、ハサミ、マジック、メンディングテープ、マスキングテープ
画鋲、筆記用具(メモ用紙)、ポストイット、ガムテープ(黒又は白)、両面ガムテープ(及び薄型)
ビニールテープ(5色)、パーマセル、ボールド(小物用ボールド・カチンコの事)、ホワイトマーカー
チョーク(及びホルダー、ケース)、マーカーイレーサー、懐中電灯(及び電池)、携帯ラジオ、ウエス
革手袋、軍手、白手袋、軍足、タオル、スチールカメラ、ポラロイドカメラ(フィルム、電池)
つながり写真用スクラップブック 等(トンカチ、釘、針金、マイペット、ペンチ、雪舟台、CRC)

*演出部内の仕事分担
(基本分担)*劇映画の場合、通常四人体制であるが、予算規模によって人数、担当が異なる。

1st・・・スケジュール、ロケハン、脚本直し(演技事務)
  役者関係の仕事が主にチーフ助監督の仕事。撮影隊の舵取り役。
2st・・・衣装、メイク(特殊メイク)、かつら、エキストラ、オーディション、音楽、スタント
  セカンド助監督は衣装部を担当。
3st・・・美術、装飾、消え物、操演、劇用スチール、動物、俳優部技能指導、配布用資料
  サード助監督は美術。規模によってフォースの仕事も兼任する。
  例えばストーリー上でラブレターが出てくるなら文面はこの人が考えて美術さんに作ってもらう。
4st・・・設定(タイムスケール、名詞)、持ち道具、劇用車、作り物、資料整理、消し香盤、辞書、監督の雑務


遅刻、無断欠勤しない。嘘をつかない(余計な言い訳をしない)
人に言われた事はメモに取る。指示に対する状況報告。
指示に疑問、行動不可能な事はその場で返答する(曖昧な返事をしない)
行動予定を演出部内に確認又は打ち合わせする。
外回りは定期連絡を忘れない。作成した書類(資料、リスト)を演出部内に配布する。
制作準備上支出した場合、制作会社名の入った領収書を受け取る。


*制作部
映画等に出てくる家や施設などはほとんどが一般のものを交渉して借りています。
道路はその管轄の警察署で使用許可書なるものを発行してもらう。
(食事の準備)
現場はたいていデリバリー弁当で、都内ならどこへでも届けてくれます。
食事はスタッフの士気に大いに関わるので、店やメニューの選択のセンスが問われる。
(移動、その他)
ロケ地への移動、誘導。
何でも処理する。スタッフ間のもめ事、事故の後始末など。気が利かないと仕事は大変。
人止め、車止め、スタッフ表作成、予定表のコピー配布


と、ここまで。(どっと疲れる。)



それらを参考に(別にしなくていいが)、自分たちのやりやすいように「省いて」行ってください。
僕はほとんど「省略」してしまった。


で、僕はと言えば、カメラも自分なので、
1 演技を組み立てる。2撮る。
と言う単純作業なのですが、ある程度形が決まったら、テストから回していきます。
カチンコはと言えば、一応「スタートのきっかけ」として打ってるけれど、片手がふさがるので、次から無くてもいいかなとなんとなく思っている。

そもそもカチンコはフィルムと音が編集時に同期する為に使用するもの。
編集時、フィルムと音がバラバラに上がってくるから、「画」と「音」のスタート位置を確認する為にカメラの前で本番に叩き音を出すという事。それと、カチンコにシーンとカットとテイク数が書かれているので、編集時に「OKカット」を見つける為にも必要なわけだが、つまり編集作業時の伝達の為にもっとも効果的なものな訳だ。
という事は、ビデオで撮影する場合、画と音が一緒に録画されるので、カメラ前で叩く必要がない。編集は自分でするので、ラッシュを見たらどれが必要か解るので(解らないなら対策が必要だが)いらない。スタートのきっかけは「よーいスタート」と口で言えばいい。

という事で、別に無くてもいい。あると気分が盛り上がるって話ならそうすればいい。


それらカットを地道に積み重ね、撮影した素材を編集し、音楽などを入れて仕上げる。
とまぁ、そういう事です。編集に関しては、またパソコンのソフトで色々なのが出ている。やりたい事にそって五千円から十数万とかもっと高いのまであるので、ネットなどで調べ予算に応じて揃えてみてください。僕はちなみに「ファイナルカットエクスプレス4」です。

もう、「映画撮影」はそんな難しい話じゃない。
僕の同級生の子供がまだちっちゃいのに積み木を一コマずつ撮影し、映像を編集して遊んでいたらしい。
きっとそういう事。やればできる。興味があればやれる。楽しいからやる。
「やりたいかどうか」。

さてさて、ここまでで一応、一回りしたのかな? あとは、最初の章のように演技についてとか、演出についてとか、僕が思うことをツラツラ書くだけなので、どちらかと言えば「僕が書いてて楽しいから書く」事なので、とくに読まなくていいです。
そして、ここまでで書いたのも「あくまで参考例」なので、めんどくさいっ! 「情熱で撮ってやるんだ!」と思ったら、「たぶんそれでも出来る」と僕は思っています。
なんだかんだ言っても「カメラで撮って編集するだけ」ですから。出来上がりが「グッ」と来たら、それでもう個人もしくは世界の財産ではないかと。発表形態も、YouTubeや、携帯でアドレスを送ったりと変化していくと思う。短いものが伝わりやすくなるかもしれない。映画とは呼ばれなくなるかもしれない。ギターの例を出しましたが、バンドのような形態で映画を発表するのが主流になるかもしれない。つまり、あまり囚われず、自分や周りを楽しませることが出来たら「それで良いんじゃないか」と、かなり本気で思っています。

どうか、幸せになってください。