奥田庵

小説だったり、映画だったり。犬だったり。

曖昧な記憶ばかり。

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ずーと昔に作った自主映画を久々に編集して遊ぼうと思って、

ハードオフで仕事の休憩時間にVHSのビデオデッキを買って、

物置にしまってあるビデオテープを探したら、

「……ない」

ということで、僕が十代のころ作ってた自主映画が丸々消えていた。

 

散々探した結果、

①数年前の断捨離ブームの時に捨てた。

②嫁の実家の物置に置いた。

③どこか別の場所にある。

 

ってなったのだけれど、

どうも今の時点で僕の近辺にない。

たぶん、実家にHI-8のマスターテープがあるかもなので、

8ミリミニテープが再生できるものを買って、

再編集は出来るかもしれないけれど、どうしてないのだろう。

 

あると思ってた場所に、それがないってなるとビックリする。

大切にしていたものだと思っていたのに、

宝物だと思っていたのに、どこにもない。

 

記憶のいい加減さにびっくりする。

 

と同時に、ずーと昔に関わった、短編作品を見つけてなんか流れで見る。

「やべぇ、スゲーいい」

そうか……。と、色々な気分になる。

 

まわりまわって、「その想い」と「姿勢」の大事さを思い出す。

 

このまえ、埼玉近辺に行ったときに電車を降りようとしたときに、

「あ……」

15年ほど前に、突如消息不明になった知り合いを見かける。

少し老けている。けど、すぐに「あの人」と分かる。

声をかけようかと思ったけれど、止めた。

 

僕は電車を降り、彼は乗った。

行ってしまった。

もう、会うこともないだろうなぁ。

 

まあ、そういうもんでしょ。